みなさん、こんにちは。
急に寒くなりましたね。特に12月21日、22日あたりには、雪が降り、積もった地域もあったことと思います。
そんな超寒かったクリスマス直前の折、本校ライフル射撃部は冬季合宿を行いました!期間は12月22日から24日で、場所は大洲・喜多地区では有名な国立大洲青少年交流の家です!
もちろん、青年の家も写真のように雪だらけ……。寒かったです。
そして、今回の合宿は、ものすごく特別なものでした。何が特別かというと、なんと!愛媛国体のときにお世話になった小西ゆかり選手(飛鳥交通所属)が合宿に来てくださったのです!!!
小西ゆかり選手は、アテネオリンピック、ロンドンオリンピックに出場されており、現在も選手として活躍しておられます。また、愛媛でアドバイザーコーチをしていただいた経験から、コーチングやグリップ調整も熱心に勉強され、今では全国各地のほか、世界各地を飛び回っておられる方です。
その方が、どうして内子高校に??と思われるかもしれませんが、前述したように、実は小西さんが初めてアドバイザーコーチを行ったのが、愛媛国体だったのです。そして、その時お世話になったのが、本校のピストルの高尾選手でした。顧問である私も高尾選手と一緒にたくさん関わらせていただき、勉強させていただきました。今回は、その「縁」で声を掛けさせていただいたわけです。
小西さんからは、二つ返事で「喜んで!」と言っていただきました。本当にありがたいことです。こういう「縁」をいつまでも大切にしたいな、と感じた合宿でもありました。
さて、話は戻りまして、合宿の模様です。
場所はホールで行いました。立派な会場でありがたかったです。なぜそんな場所を使えるのか!!!というとですね……、実は、この3日間、私たち以外の宿泊団体がなく、ほぼ貸し切り状態だったからなのです。だから、朝のつどいや夕べのつどいも……
こんな感じで仲間内だけのものでしたが、所員の方々が上手に盛り上げてくださり、楽しい思い出になりました。
食事も、バイキングではなく、個々に準備していただいて、楽しくおいしく食べることができました。初日の夕食は、おかわりラッシュで、米とみそ汁を食べ尽くすほど、みんな元気いっぱいでした。(写真の一番手前右に写っているのが、前述した高尾さんです。指導の応援にかけつけてくれました。)
2日目からは小西さんも参加し、ほどよい緊張感と特別感を味わいながら練習に打ち込む(ライフル競技の練習だけに「撃ち込む」?)ことができたのではないかと思います。小西さんは、本当に分かりやすい言葉で、生きた指導をしてくださいます。ご自身が現役選手であることも、その助けとなっているとのことでした。何より、小西さんが内子高校を大好きなのがひしひしと伝わってくる、そういう愛のある指導をしてくださっていたのが印象的でした。
その小西さんの発案で、夜にはサプライズ・クリスマス会も行い、みんなでケーキを食べました。この合宿も、「つらかった」と思うよりも「楽しかった」と思えるほうがきっと心に残るはず。そういう思いから、サプライズをすることになりました。なにせ、私がゴリゴリに鍛え上げようと画策していたので、小西さんがそれを諫(いさ)めて、修正していただいたということです。
そのおかげで、部員はみんなこの笑顔!
ひとしきり笑った後は、しっかり射撃講話をしていただきました。部員全員からの質問がなくなるまで、丁寧に、真摯に話していただき、時には一緒に悩んでくださいました。
きっと今すぐには効果はなくとも、こうしてトップ選手から指導を受け、同じ場所で同じ時を過ごしたという経験が、今後のこの子たちを支え、助けてくれるのではないかと信じています。
小西さんは、射撃だけではなく、ご自身の経験から、自分の道の歩み方も話してくださいました。特に印象的だったのは、「物事は良いことも悪いことも表裏一体である」ということでした。だから、悪い面だけを考えるのはやめよう、良い面にスポットを当てて前向きに生きよう、そう力強く話してくださいました。
今回の合宿は、きっと部員たちの心に刻まれ、大きな力になると思います。協力してくださった保護者・関係者の皆様、そして、小西ゆかり選手、本当にありがとうございました。
小西選手は、「来年もぜひ来たい。絶対来る!」とおっしゃってくださいました。小西さんにそう思ってもらえるような、素直でかわいらしい部員に育ってくれて、顧問としてうれしい限りでした。
(画面前列中央が小西選手)
最後は、みんなでジャ~ンプ!
小西選手、本当にありがとうございました!また来年、お願いします!!!