みなさん、こんにちは。
なんか、急に寒くなってきましたね。今朝もバイクで通勤したのですが、服装を間違えて、凍えながら参りました。もう大洲に住んで長いので、他の地域がどうだったかさっぱり思い出せないのですが、大洲は特に、急激に季節が変わる印象があります。秋と春が好きなのに、毎年短くなっていってる気がします。このままでは、夏と冬だけの地域になってしまいそうです。
さて、今日も特に話題がないので、自分のクラスの紹介をします。もうこの子たちとも3年の付き合いになりました。長いようですが、もう3年生の2学期・・・。早いですよね。入学式を終えたのがつい先日のことのようです、といいたいところですが、子どもたちの成長を見ていると、そうも思いません。しっかり時間をかけて成長してくれたと感じています。
今、写真を撮りに行くと、英語の授業中でした。担当は山崎先生です。いつもグループ活動を中心に授業してくださっているので、クラスの雰囲気はいい感じになってきています。ありがたいです。
苦手な英語だからこそ、楽しく、みんなで学べないか!といつも工夫して授業をしてくれています。昨年などは、どうしたら楽しく、真剣に学べるか、、、と、他教科の私にも相談してきてくださいました。クラス担任としてとても嬉しかったです。
この子達の何がいいかって、違いを認め、受容することができることです。それは無理やりに、ではなく、自然とそうできているところでしょうか。もちろん、最初は自分の持っている価値観や固定観念から、多少の違和感を感じることもありますが、過ごしていく中で、私の話を聞く中で、納得し、受け入れ、変わっていく柔軟さがあります。なんだろう、「成長したい」「大人になりたい」と本気で考え、伸びること、成長することを恐れずに一歩を踏み出してくれる子たち、という感じです。はい、分かりにくいですね。次行きます。
そんな彼らの進路も今真っ只中の全盛期です。専門学校、大学の推薦入試、一般入試の準備で大忙しです。私は面接練習を毎日放課後ず~~~~っとやっておりますが、楽しいですね。部活動には大迷惑をかけていますが、学校の最終目的は進路実現、自己実現なので、今はこちらにかける時間のほうが長くなっています。
私は、いつかも書いた気がしますが(もう色々書いているので、いつ何を書いたのか全く覚えてないという・・・)、進路指導が好きです。と言っても、面接指導ですけども。面接指導の何が好きかというと、一緒にその子の夢について考えるのが好きなのです。私は教員という仕事しかしておりませんが、アルバイトも本気でやりましたし、色んな方の話を聞いて、ニュースを見て、ドラマを見て、映画を見て、使えそうな感覚を身に付けてきました。それをフルに活用して、理想の将来像を一緒に作っていくんです。看護師とはどうあるべきか、保育士の理想とは何か、、、
どうしても、みんな、その職業に就くことを目標にして話を組み立ててきます。でも、私はその先を一緒に考えたいのです。10年後、20年後、どうありたいのか、あなたはその職業を通じて、誰に何を伝えたいのか。それが理想であるべきなんじゃないのかと。例えば、保育の仕事であれば、「信頼される保育士になる」と言いますが、そんなものは当り前で「信頼できない保育士」などいないのだと伝え、では、どうすれば信頼されるのか、そして、信頼されたとして、そこからあなたは何を子どもたちに伝えたいのか、子どもたちにどうなってほしいのか、そのために何をすべきなのか、そこまで考えさせます。これはもう、就職試験の問題ですし、今は分からなくて当然なのです。
だから、本当の意味で「理想像」になります。現場を知らないから実現不可能かもしれません。もしかしたら、何十年もかかるかもしれないし、それは相手に伝わらないかもしれない。でも、それでいいんです。夢を語れない若者になってほしくないし、実現不可能かもしれないことだからこそ、永遠のテーマとして目指してほしい。今、しっかりと自分が理想とする将来像を作っておくことで、そこに至るまでの困難な道のりも乗り越えられるような気がするのです。自分のなぜその仕事をしていのか、何のためにしているのか、どうしたいのか、、、仕事をしていると、この問いにいつかはぶち当たります。そんな時は決まって良くないことがあったときです。嫌になるし、逃げたくなるし、諦めたくなります。でも、自分が目指しているものがそう簡単なものではないことを知っているだけで、少し強くなれる気がするのです。
しかし、なかなか最初から考えることはできないものです。長い間夢見てきた、毎日自分の将来像をイメージしているような人にしか答えられないものですから。そのため、時間がかかります。じっくり話して、こんなこともできる、あんなこともできる、どうしたいのか、何をするべきか、、、時間をかけて話します。この際、自分の理想を押し付けているわけではありませんが、こういう考えもあるけど、どう?こういう保育士っていいと思わない?こういう美容師に私は施術してほしいなぁ、という会話を子どもたちとするのは、すごくすごく楽しいです。そして、決め台詞を一緒に考えます。面接官の意識を引き付けるキーワードを持たせるわけです。「ほ~面白いこというじゃないか」と思わせたら勝ち(笑)。
ということで、ブログのテーマと大外れしてしまいまして、自分の話をいっぱいしてしまうという結果になりましたので、最後にまたテーマに戻します。
この子たちは1年生のときからの持ち上がりで、今年で終わりになります。1年生のときから授業を担当しているので、少なからずよく知っている子たちです。子どもたちにとって、それはメリットもあるでしょうが、デメリットもあるのかなぁと考えます。というのは、やはり社会にでたら、「出会い」から逃げることはできないからです。多くの人と出会う機会がある、その際にどのようにしてその人を知るのか、自分をどのように見せるのか、というのは経験が必要で、この子達は私が持ち上がることでその機会を逃しているとも言えます。3年間私が担任である生徒なんかかわいそうなものです・・・。気心知れた間柄ですので、私も子どもたちも不安はほとんどないはずです。でも、、、それでいいのかしら、と。私がポンコツなのがかわいそうなのもありますが、主に前述した「変化に対応する力」を身に付けさせる機会が減るのでは、という不安です。
と、そんなことを言ってもしょうがないので、私はだからこそ、私自身も進化、成長して、持ち上がりだからこそできる指導をしていきたいと考えています。きっと気心知っているからこそ、私が伝えたいことの90%以上がきちんと伝わっているだろうし、、、私も次のステージにしっかり向かえるように、まずは体調管理を頑張ります(汗)
短いですが、今日はこれくらいで。
というか、最終的にまたテーマと外れてしまうという大失態ですね。
つまり、私はこのクラス、この学年、内子高校が大好きだということです。今年で11年目。まだまだいたいなぁ。