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体育祭を終えてのインタビュー その②

2020年9月9日 12時55分

 みなさん、こんにちは。

 今日は、紅嶺のグループ長である、中野さんに話を伺いました。

 体重80kgの私をやすやすと持ち上げる力自慢ですね。

 では、さっそく話を聞いていきたいと思います。

あんみつ:体育祭を終えての率直な感想は?

中野さん:楽しかったです!

あんみつ:ん?紅嶺グループって、何か賞を取れたっけ?

中野さん:何にも。特別賞だけです。

あんみつ:あ~、装飾に参加した全ての団がもらった賞ですね(3団とも参加していました)。

中野さん:そうです。ここまできれいに負けたら、なんか逆にすっきりして、清々しいです。

あんみつ:そうでしたか。爽やかですね。でも、ぼく、あんみつたちは、多少違う見方をしているので、後でお話ししますね。ところで、力を入れてきたことは何ですか?

中野さん:とにかく時間がなかったので、毎日リーダーたちと連絡を取り合って、計画し、連携していきました。全員で練習してみると、やっぱり体育祭が好きではない子たちもいるので、どうやってそういう子たちをやる気にさせるか考えました。そして、厳しいだけじゃついてきてくれないということに気がつき、楽しみにながら皆が活動できるように努力しました。

あんみつ:そうですか。「楽しかった!」とは言っても、しんどかったこともあるでしょう?

中野さん:時間がなかったのがきつかったです。他の団に比べても進度が遅かったので、なお焦りました。その、間に合わないかもしれない!という状態が一番しんどかったです。

あんみつ:逆に嬉しかったことはありますか?

中野さん:前日の話合いで、「賞は取れなくても、みんなで楽しくやれたらいいね。」と話していました。結果、そうなってしまったけど、3つのグループのうち、どこかは負けるのだから、それは仕方ないということで割り切って楽しめたし、楽しめたからこそ結果を素直に受け入れることができたので、そこが良かったと思います。

あんみつ:みんなに伝えたいことはありますか?

中野さん:活動の中で少しピリピリした空気を作ってしまったことがあって、それを後悔しているけれど、最後は楽しく終われたと思うので、みんなには「ありがとう」という言葉しかないです。

あんみつ:食事中ごめんなさいね、ありがとうございました!

 

 ということでした!

 中野さんが言っていたように、紅嶺グループは「装飾特別賞」以外には表彰されませんでした。しかし、他の団はそれを決して笑うことなく、紅嶺グループの頑張りを賞賛していたように感じました。総合優勝した龍群グループも大げさに喜ぶことなく、自分たちを含め、3グループみんなをたたえているように見えました。おそらく、彼らの中には、自分たちが勝った、自分たちが負けた、という意識はあまりなく、「みんなで作り上げた体育祭!」という印象のほうが強いのではないでしょうか。授業でこの話をした時、3年生の多くがうなずいてくれました。だから、誰も紅嶺が弱くてかっこ悪かったなどとは全く思っていないし、自分たちが勝ったからすごいんだ!とも思っていない。そんな温かい雰囲気でした。そういう意味で、本当に本当にいい体育祭だったと思っています。コロナ禍で決して派手なことや奇抜なことはできなかったけれど、今までになく人間味に溢れた、愛のある体育祭だったように思います。

 明日は、白鵬グループのレポートです。