ライフル射撃（スポーツ射撃）とは？
ライフル射撃（スポーツ射撃）は、海外で大人気のスポーツで、世界選手権はもちろん、オリンピックでも人気のスポーツです。日本では「銃」に馴染みがないため、あまり知られていませんが、銃が認められている国では、あっというまに観戦チケットが売り切れるほどなのだとか・・・。
数ある種目の中でも、高校ではＡＲ（エア・ライフル）ＢＲ（ビーム・ライフル）、ＢＰ（ビーム・ピストル）の3種目を大会で実施しています。
本校ではＢＲとＢＰを練習可能で、ＡＲに関しては本校では練習できません。ＡＲを使用するには資格が必要で、練習場所も愛媛県内では伊予農業高校しかありません。
ＢＲ、ＢＰともに、１０ｍ先にある１ｍｍ程度の的を狙って光線を発射し、いかに中央近くに当てることができるかを競います。得点は０点～１０．９点（ＢＰは０～１０点）で、６０発撃ちます。その合計で競うわけです。
６０発全部ど真ん中を打ち抜けば、最高でＢＲなら６５４点、ＢＰなら６００点となります（ピストルの予選では整数点なのです）。現在、日本の最高レベルの高校生選手の平均点がＢＲは６３０点以上、ＢＰが５５０点以上です。これは、なかなかの高得点で簡単に出せるものではありません。そのすごさはなかなか体験していただかないと分からないかもしれませんが、これは・・・私たちからすると「モンスター級」の技術です。
何せ、「止まる」というのは、かなり難しいのです。「動くな！」のレベルが、通常の感覚ではなく、コンマミリ単位なのです。やってみてください。手を目線の高さまで上げて、震えを止める。じっとする・・・。選手はその状態で「トリガーを引く」という動作をしなければなりません。止まらないといけないのに、動かないといけない・・・。矛盾してますよね。それが難しさを生んでいます。
興味がある方は、ぜひ一度体験してみてください。
下記に日本ライフル射撃協会の紹介ページをリンクしておきますので、興味のある方は覗いてみてください。