美しく並ぶスリッパの謎……
2022年11月8日 08時00分一日の終わり……各教室や廊下の窓の戸締り等はクラスの日直がし、教員が教室等を見回りながら消毒をします。そして、吹奏楽部のメンバーが、活動で使用した教室のみならず目配りと気配りで教棟の戸締りをしてくれています。
本館は、教職員が見回って戸締りをします。その際、目を引かれるのが写真の光景です。トイレのスリッパが4足、いつも美しく並んでいるのです。
ここのトイレが使われていないのではありません。使用者はいます。けれども、毎晩必ず、スリッパは整然と並んでいます。この謎を探るべく、清掃時間にここのトイレに行ってみました。
校内でスリッパが一番美しく並んでいるこの男子トイレでは、清掃も丁寧です。10分間、担当者の動きが止まることはありません。床の掃除はマット(写真でスリッパの手前にある緑のもの)を移動させて(意外に重労働)、隅々まで掃いたり水を流したりして行っています。最後にスリッパをきちんと並べて終了です。
こうした清掃担当者の思いを酌(く)み取って、使用者もスリッパをきれいに脱いでいくのでしょう。
では、隣の女子トイレはどうでしょう。こちらも、一人一人が複数の清掃道具を持ち替え、かがんだりしゃがんだりしながら、時間いっぱい掃除を行っています。そして、カメラを向けるとこの笑顔!
トイレの女神はきっといる、と確信をした瞬間でした。
こうした生徒たち一人一人が、内子高校の誇りです。