2024内子高校だより

卒業おめでとう②

2020年3月4日 11時07分

 みなさん、こんにちは。自宅での学習は進んでいるでしょうか。といっても、ずーーーーーっと勉強もできないでしょうし、今の間にしかできない部屋の大掃除やお手伝いなどをやっていくといいと思います。来年に向けての準備も早くからやれます。状況に不満を言いたくもなるでしょうが、どうしたら有意義に時間を使えるか考えると楽しいですよ。

 さて、昨日の続きです。

 在校生がいない卒業式なので「仰げば尊し」がカットされてしまった!という話でしたが、内子高校は逆境に負けません!先生方のアイデアと在校生のガッツによって2つのサプライズを準備しました。

 まずは、卒業式前のSHRで、サプライズムービーの上映をしてもらいました。これは仰げば尊しのフレーズを在校生全員と教職員でカット割りして歌っていってつなげたものです。写真がないので、文章だけの紹介になりますが、卒業式入場のために整列していた卒業生の顔を見ていると、サプライズは成功したのかな?という感じでした。朗らかに、かすかな程よい緊張感で並んでおり、うまく気持ちを高めることができたと思います。

 そして、2つ目のサプライズがこれです!

 3年生の最後のホームルーム活動が終わった後、中庭で「サプライズ仰げば尊しライブ」を開催しました!在校生の中にも仰げば尊しを歌いたい!という思いを持った子は多く、部活動に加入している生徒を中心に多くの在校生が集まってくれました!そして、吹奏楽部の演奏に合わせて、最後の式歌「仰げば尊し」を合唱しました。

 3年生は窓から見てくれていましたが、本当に驚いた様子で嬉しそうに涙を流している子もたくさんいました。

 卒業生の数名に感想を聞くことができたので紹介します。

〇西野さん(卒業生・18歳)

 朝は1,2年生が動画で仰げば尊しを歌ってくれて、メッセージをくれて本当に嬉しかったです!式前だったので泣くのを頑張ってこらえました。感謝しかありません!

 中庭ライブは、見た瞬間もう涙が止まりませんでした。たくさんの方が来てくれていて感無量でした。本当に嬉しかったです!先生方や1,2年生に感謝の気持ちでいっぱいです!内子高校に来て良かったってすごく思いました!

〇小関さん(卒業生・18歳) 

 コロナウイルス感染対策として在校生は代表のみ、式自体も短縮という形で、1番卒業を実感する「仰げば尊し」も歌わないということに、前日の予行練習から残念な気持ちでいっぱいでした。そのため、朝の1,2年生各クラスやお世話になった先生方からの動画での「仰げば尊し」に感動し、涙が出そうになりました。

  また、HR後の中庭でのサプライズはとても驚きました。厳粛な式の中ではなく、お互いの顔を見ながらの合唱も新鮮で良かったなと思います。

  例年通りの式は出来ませんでしたが、ある意味、思い出深い卒業式となりました。

 〇増原さん(卒業生・18歳) 

 卒業式で仰げば尊しを歌えないことを知ったときはとてもざんねんだったけれど、朝のホームルームで1,2年生が「仰げば尊し」を3年生のために歌っている動画メッセージを見て、3年生だけの卒業式で皆少し落ち込んでいたけれど、卒業式の前に皆笑顔になれたので良かったです!

 登校最後の日は3年生だけでお別れすると思っていたけれど、最後のホームルームのあとにサプライズで中庭で吹奏楽部を中心に1,2年生が色々な歌を一生懸命歌っている姿を見て、内子高校生で良かったと改めて感じました!

  ということでした!「内子高校生でよかった」この言葉をもらえたら、がんばった生徒たちや先生方も救われますね。3年生の皆さんもこれまで学校行事を支え、後輩たちをリードしてきてくれましたが、その心が後輩たちに伝わっているからこそ、この企画が実現したのかなと思います。本当にお疲れ様でした!ありがとう!そして、改めて卒業おめでとう!!!