2024内子高校だより

人権集会が行われました!

2021年12月10日 10時34分

    みなさん、こんにちは。

 今日は、人権委員のみなさんが時間をかけて準備してくれた、人権集会が行われました。

 何日も前から、昼休みや放課後を使って調査・研究してきたものや、練習してきた手話等を堂々と発表してくれました。

 まずは、人権標語・人権作文の優秀作品への表彰が行われました。表彰後は、標語に込めた思いを全員の前で発表してくれました。

 次に、人権委員が人権問題について調べたものを発表しました。1年生は人種差別について、2年生はいじめについての発表でした。特に、コロナ禍での生活によりネットいじめが増加しているというデータが紹介され、改めてSNSの使用は難しい面があるなぁと考えさせられました。

 次に、人権クイズが行われました。人権委員3年生の軽快な司会進行で、みんな楽しく学習できている様子が伺えました。クイズは人権に関する様々な分野から〇✕問題が出題され、先生方も悩んでしまうような難しい問題もありました。今年は生のドラムロールまであって、明るい雰囲気で学習できました。

 クイズの後は休憩をはさんで、手話講座が行われました。まずは、本校の鷲見教諭が手話を交えてボランティアの意義について話をしました。次に、学校でありそうな場面を手話で再現する活動を人権委員全員で行いました。

 そして、手話講座の最後は、本校の人権ソングである「明日へ」を、吹奏楽部の生演奏に合わせて、人権委員による手話で歌ってくれました。冒頭では、人権ソングの作曲者である元本校の音楽教諭から当時の思い出を話してもらったビデオを視聴しました。この曲は、毎日清掃の時間に流れていますが、その曲が何なのか知らずに聞いていた人も多かったのではないかと思いますので、ルーツを知ることができたことはとても有意義だと感じました。

 終わり、本校教頭からの講評では、見えないものを想像することが大切で、それが優しさにつながる、という話がありました。

 2時間という時間ではありましたが、とても充実した人権集会になったと思います。手話の指導に御協力いただいた皆様、御来校いただいた地域の方々、PTAの保護者の皆様、本当にありがとうございました。

 私は内子高校に勤務して8年になりますが、今までで一番心が温かくなった人権集会でした。特に、生徒たちが堂々と演じていた手話が印象的でした。手話を学び、披露していることに誇らしさすら感じさせるような振る舞いに感動しました。きっとその姿が多くの生徒たちの心を震わせたのではないかと思います。

 人権委員のみなさん、お疲れ様でした。ありがとう!