年度も末になってまりました。
2025年2月21日 18時00分みなさん、こんにちは。
寒波が何回も押し寄せて、車で通勤されている方、自転車で通学している方は、朝が心配な夜も増えたことと思います。面白いことに、内子は松山と全く気温が違っていまして、3~5℃ほど低いようです。とはいえ、冬っぽくて私は好きですね。雪景色も静かな夜も。近年は暖冬ばかりで「冬」を感じる機会が減っているように感じて、寂しく思っていたところです。
さて、今回は、、、というか、今回も、というか、いつも特に大した行事がないので、日常生活をご紹介していきます。といってもですね、3年生が、、、いません。ご存知の通り、2月から家庭学習期間に入り、3年生は登校せずに、1,2年生のみの授業となっています。いや、まぁ、そりゃあ、2年生もかわいくて、私は大好きな子たちなのですが、今の3年生を3年間持ち上がっている身としては、仲間がいなくなった気分になります。1年生はどうかって?それがですね、私は今年1年生の授業が全くなくて、、、ほとんど関わりがないのです。元気そうな学年だなぁとは感じていますので、来年が楽しみです。色んな話を聞いてもらって、学んでもらって、成長してほしいと願います。
寂しい寂しいとはいえですね、先日、「特色入学者選抜」が行われ、いよいよ新しい年が始まるなぁ、、、という空気も感じております。新しい仲間に出会えることは楽しみでもありますが、同時に別れもあるわけで、何とも言えない気分になりますね。かくいう私も11年目なので、いつ転勤になるやらわかりません。可能なら、もう1周(1~3年)持ち上がって卒業したいものですが、それは校長にも分からないことなのです。ということで、自分がどうなるか分からないからこそ、全力で毎年過ごしていきたいと思っています。
とりわけ、今年の卒業式は全力投球の予定です!!!何にって?そりゃあ、最後のホームルーム活動です。もうかれこれ、3か月前から準備しています。私は、「絶対に失敗したくないとき」には、かなり前から準備するようにしています。これまでの経験で、事が終わったあとに「ああしておけばよかった」「これができた」というのをだいたい1か月後くらいに考えてしまうんですよね。ということは、本番の1か月以上前に完成させておけば、その後そう思っても修正できるじゃないか!ということで、数か月前から準備しています。私の離任式の挨拶なんて、6月から考えてます(笑)離任式の挨拶も、言い忘れたくない!全部うまく伝えたい!という思いがありまして、、、。こんなこと書いといて、その程度のあいさつか、と思われたらいやなので、それはこの辺で。
いやいや、卒業式の主役は生徒じゃないか!その通りです。だから、ホームルームなのです。ホームルーム活動は、唯一クラスのみんなと私が同じ立場で作り上げていくことができる時間。教科の授業とは違います。理科の授業は、私が教える側、生徒は学ぶ側です。私も生徒と一緒に学んでいるつもりですが、どうしてもそういう立場にならなければならないことが多いのです。ところが、ホームルームは、同じクラスの一員として授業を作っていく、というスタンスで展開できるものだと思っているわけです。これまで生徒が授業を展開するっていうこともしてきましたが、最後は私の本気のプレゼン・エンターテイメントによって笑顔で送り出したいと思っています。もちろん、私だけがやるものではないので、クラスのみんなと楽しく、温かく、幸せな時間が作れたらいいなと思っています。
さて、そんなことはさておき、現在、2年生が最上級生の準備をしてくれています。3年生がいないからといって大きく変わることなく、落ち着いて将来を見据えてくれているように思います。今は学年末考査中です。さて、廊下を歩いてみましょう。
まずは掃除ですね。考査中はお昼掃除が朝掃除に変わります。1年生の頃は勉強道具を持って掃除に行ってしまう子も多いのですが、さすが2年生になると、ほとんどおりません。諦めているわけではなく、今やるべきこと、をしっかりやるのが大人だ、ということを理解しているからです。
3年生の廊下を掃除してくれていた中村くんに話を聞きました。
私:昨日のテストはどうだった?
中村くん:昨日は結構勉強したところが出たんですよ!でも、やばいのは、数学と地学、地理ですね。頑張ります。
とのことでした。
「勉強したところが出た」って、勉強してないところが出たらどうするつもりだったんでしょう・・・。そのため、私は全ての範囲を完全にしたら勉強完了としていました。もちろん、莫大な時間がかかりますので、3週間前から準備をするようにしていました。最初の1週間は覚えるための資料の準備期間、残りの2週間でとにかく覚える、理解する。1回覚えたことを1日後、2日後、3日後まで確認して、それでも覚えていたらOKとしていました。この勉強方法は高校3年生のときに確立したもので、1,2年生の頃は自分の特徴の研究の期間でしたね。「ああ、こうやって私は甘えが出る人間なのか」「俺はこういうところで逃げる性格なのか」「ここは我慢できて、ここは苦手なんだなぁ」と自分を見つめてきました。そして自分に合う勉強方法を探していったのです。
2,3年生には伝えていますが、私はそうとうアホでした。今もですけど。長崎県諫早市の学校で、1年生の頃は400人中390番くらいでした。でも、いつも言い訳している自分に違和感を覚えて、「勉強してないからっていうなら、一回やってみたらいいのに」と自分に突っ込みを入れてしまったのがきっかけで、鬼のように勉強するようになりました。なんせ、伸びしろしかありませんから(笑)何かやるとすぐに点が出る、すぐに順位が上がる。もう楽しくて楽しくて。クイズ番組の出演者になった気分でテストを受けていましたね。
勉強はやればやるほど、形になる最も裏切らない事柄の一つです。考えてみください。スポーツで周囲に認められるようになろうと思ったら、何年かかりますか?しかもそこには努力だけでは越えられない壁もあります。
でも、勉強はちょっと結果を出しただけで褒められる。小テストで100点取れた、考査で80点以上取れました、というだけで褒められる。まるで、勉強以外の部分も肯定されるかのように錯覚してしまうほど。「周囲に認められるもの」の中では勉強は断トツで「認められやすい」ものだと感じています。
そのやりやすさに快感を覚えて、どんどん勉強していったのです。その結果、最後には12番まで登っていました。さすがに本物の天才たち、中学校から努力していた秀才たちには勝てませんでしたが、自分としてはとてもとても満足していますし、もう二度とやれない、よくやったなぁ、と自分を褒めてあげられるくらいになりました。
私のスタートは高校1年生の中盤、終盤からです。まだ間に合う!本気でやれば、全てを変えることができるくらいの力がみなさんにはあるのです。と、いつも伝えています。頑張れ!中村くん!
さて、掃除が終わってテスト前になりました。 また数名に話を聞きます。テスト前なので、長くは話せません。端的にシンプルに回答してくれています。
こちらは、2年生の男の子。インタビューするの忘れました。
こちらも2年生の男の子です。実は彼の兄弟はみんな内子高校で、長女の子は私が担任していました。つまり、今のところ3人の兄弟すべて知っていることになりますね。お姉ちゃんの家庭訪問をしていたときに、たまたま帰ってきた小学3年生の男の子が、この子だったのですね。いや~時間が経つのは早いし、嬉しいですね。入学してくれてありがとう。さて、インタビューです。
私:テストへの意気込みは?
男の子:ケアレスミスがないように頑張ります。
とのこと。ケアレスミスをしないのは大切なことですが、私は高校時代には「ケアレスミスはただのミスだ」と思っていました。不注意でのミス、であっても、その不注意は勉強不足によるもの。ここでは、こういうミスが多いんだ、という経験もまた勉強のうちであって、知識の一つであると思っていましたので、「歩く」「走る」と同じように「注意していなくてもできる」状態にするのが勉強だ、と思い直すといいでしょう。さて、次です。
廊下を歩いていきながら、、、
はい、一番手前の女の子です。
私:テストへの意気込みは?
女の子:頑張ります!
いいですね、もうインタビューどころではない感じのさっぱりしたコメント。素晴らしい。では次。
もう集中しまくってますね。でも、遠慮なく声を掛けます。
私:テストでの意気込みは?
女の子:さっきの教科が解けなくて、もう、イライラしてるんですよ!私!もう無理ですね!今回は!(笑)
とのこと。いつも、素直でさっぱりと受け答えしてくれる子なので、こういう回答でも驚きません。彼女らしくてかわいらしいですね。とはいえ、イライラすると逆効果です。しっかり次につながるように反省、修正していってくれたらいいのですが。
思い切って1年生ゾーンにも突入してみました。そして、インタビュー。応じてくれたのは、左から2番目のこちらを向いてくれている子です。
私:テストへの意気込みを!
女の子:赤点回避!!
と、元気に応えてくれました。赤点回避って(笑)苦手な科目があったのかもしれませんが、目標は高く!頑張ってほしいものです。とはいえ、きっと遠慮して言ったに違いありません。もしくは、彼女にとっての赤点は50点未満なのかもしれませんし・・・。目標はちょっとだけ高く設定し、少しずつ上げていくのがいいですね。でも考査については、いきなり爆上げしても問題ありません。だって、やっただけ結果が出ますから。ぜひ、次のインタビューのときは「オール90点!」と答えてほしいと思います。
さらに一年生女子軍団です。
私:テストの意気込みは?
女の子A:頑張ります!
女の子B:欠点(赤点)取りません!
とのこと。頑張ってほしいですね。どうして女の子が多いのかというと、男子は教室内で最後の追い込みをしている子が多かったですね。寒かったからかなぁ。
テスト直前の様子です。みんな席に座って、問題用紙が配布されるのを待っています。私もこの時間がたまらなくしびれる時間でしたねぇ。100m走の「位置について・・・」みたいな感覚。そして、試験開始からサクサク解いていけたときのドーパミン出力量ときたら、、、気持ちよかったですね。しっかり勉強して臨み、解けたときの気持ちよさは半端ありません。ぜひそれを体験してほしいですね。
何のために学ぶのか、と言われたら、1週間分のブログが書けるくらい色々ありますが、シンプルにゲーム感覚!でもいいのではないでしょうか。今は。楽しく学べたら、それが一番です。クイズ番組だと思って、勉強してみてください。とりわけ、定期考査は答えをあらかじめ教えてもらえるクイズ番組です。
さて、今日はこれから研修があるので、このくらいにしておきます。次に書くのは来年度になるかなぁ。転勤してたら、これが最後になるかもしれませんね。皆様、1年間目を通していただきありがとうございました。また来年度、ダラダラブログを書くことができることを私は祈っております。それでは、また!