日頃の通学路での学び
2023年10月12日 15時03分内子高校に通う生徒の半数近くは、内子駅を利用しています。
普段内子駅から学校まで歩いてくる道のりに学びの種はないのか、発見をしに行ってみましょう!
内子駅を出発します。
すると目の前には……
蒸気機関車がお出迎えをしてくれています。
どうしてこんな場所に蒸気機関車があるのだろうか?
疑問が残りますが、学校へ向かいましょう。
すると、銀杏並木の「南京はぜ通り」がありました。
はぜの実。これは内子町で有名なものですね。
興味のある方は調べてみてください。
私がここで気になったのは、道路です。
よく見ると、どうやら道路が下って、またすぐに上っているぞ?
少し歩みを進めると、道路の下には川が流れていました。
おそらく、この川が削った分、道路に凹凸ができているのだと思います。
川には、侵食・運搬・堆積の作用があります。
侵食が激しいところでは、下にどんどん削っていき、
一方で堆積作用が強いところでは、どんどん埋められていきます。
ここでは、侵食が強かった分、削られているのでしょう。
また歩いていくと、内子自治センターがありました。
その角に、「国鉄 旧内子駅 跡」という石碑が立っていました。
ん?待てよ?内子駅前にある蒸気機関車と何か関係があるのではないか?と思い、調べてみました。
すると、一昔前、愛媛鉄道「内子線」は五郎駅から内子駅までの10kmの区間を結んでおり、駅前の蒸気機関車は当時実際に走っていたものだそうです。
さらに、終点の内子駅は、現在の内子自治センターの場所にあったそうです。
それを後世に残していくために、このような石碑が立っているのだと分かりました。
普段何気なく歩いてくる通学路。
そんな通学路にも、こんなに学びの種が潜んでいるのですね。
日常生活に疑問を持つこと……そうすることで、学校での学びはより深まります。
様々なことに気付くことで、人生を豊かにしていきたいものです。
それでは、また。